UNIX/Linux の crontab コマンドは定期的に実行するコマンドを登録・確認・管理するコマンドである。
UNIX・Linux では cron または crond というデーモンが常時起動しており、
指定の時刻になると指定のコマンドを実行してくれる。crontab コマンドを使うと、
その設定ファイルを表示・設定・更新・削除することができる。
crontab -l
cronの設定の確認ができる。
cronの設定ファイルは
crontab -e
で編集できます。次のような書式で実行するタイミングとコマンドを設定します。
分 時 日 月 曜日 コマンド
* * * * * some_command
指定できる値は下記のようになります。
指定対象 指定範囲
分 0~59
時 0~23
日 1~31
月 1~12 または jan~dec
曜日 0~7 または sun~sat
cronはユーザごとに設定できます。
crontab -eで上記のようにcronを設定すると、設定した時のユーザが実行ユーザになります。
当たり前ですが、使用するファイルやスクリプトの権限によっては実行できないことがあるので注意しましょう。
またcronは指定がなければ、実行ユーザのホームディレクトリでコマンドを実行します。
スクリプトの作りによっては事前にディレクトリを移動しておく必要があるかも知れないので注意しましょう。